2016年10月2日日曜日

book357 『ブロックチェーンの衝撃 ビットコイン、FinTechからIoTまで社会構造を覆す破壊的技術』 ビットバンク株式会社・ 「ブロックチェーンの衝撃」編集委員会・馬渕邦美 (2016)

ビットコインへの拒否反応
それでも欲しいブロックチェーンの力

日経BP社
2016年6月13日 第1版第1刷発行

【概要】                                        

ビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)と、それを支えるブロックチェーンの技術は、社会の基本的な構造を大きく変える潜在力を持っている。15人の専門家が業界動向と将来展望、法制度、プラットフォームや暗号技術の詳細等を徹底解説!

【読むきっかけ&目的&感想】           

今年3月に「仮想通貨(暗号通貨)」に対する法的規制導入というニュース記事をいくつか読み、ビットコインについての詳細をググって調べるうちにブロックチェーンに興味を持った。が、なんの知識も持ち合わせていない私では、ネットだけではさっぱり理解できなかったので書籍を探したが、数年前の古いものしかなくガッカリしてた(・・・そのうちの数冊は一応読んだけど)。

----- ネット上にある情報あれこれ -----
◆2013年12月11日
ビットコインの採掘とは実際には何をしているのか?

◆2013年12月16日
ビットコインの発行上限と、採掘量が減っていく仕組みとは具体的にどういうことか?

◆2014年1月27日
ビットコイン開発者が指摘するビットコインの最も重要な3つの特徴

◆2016年3月16日 宿輪純一 [経済学博士・エコノミスト]
“仮想通貨”は“通貨”になれるのか 最新の法改正から読み解く可能性と課題

◆2016年04月02日 東洋経済オンライン編集部 記者
「ビットコイン」の健全化で何が起きる? 放置から法整備へ、利用者の増加に期待の声

◆2016 年 4 月 8 日
ビットコインの技術、金融で使う実験が成功

◆YOU CAN TAKE THIS ONE TO THE BANK
What Is Money?
John Lanchester 21 April 2016
When Bitcoin Grows Up

◆6 16, 2016 - 17:49 UTC MITメディアラボ所長 伊藤穰一
フィンテック・バブル

◆2016年9月19日
ブロックチェーンも活用する“e国家”エストニアにみる戦略としてのIT
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ところが最近、といっても6月だけど、最新の知見に基づいたブロックチェーンの本が出版されていることを知り読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

理解しきれないところも多かったけど、それでも今まで???だったところが分かるようにもなったので、とっても面白かった。

【備忘録】                

-目次-

はじめに(馬渕 邦美)
序章(野口 悠紀雄)

■1章 総論

1-1 ビットコインの技術が及ぼす様々なビジネスへの影響(山崎 大輔)
ビットコインの誕生
巨額の投資を受けるビットコインの技術
ブロックチェーンと、ブロックチェーンを巡る産業の動向
金融が変わる
IOTが変わる
リーガルが変わる
ヘルスケアが変わる
政府・行政サービスが変わる
1-2 ビットコインと ビジネス(廣末 紀之)
国内のビットコインビジネス
世界のビットコインビジネス
終わりに
■2章 ビットコインの可能性と課題

2-1 ビットコインと個人・社会・国家(大石 哲之)
契約が中心にある組織、人間が人間を管理する組織
ビットコインは世界初の上場DAO
DAOが提供する事前コンプライアンス型のガバナンス
スマート契約と執行力
信頼の前提を置かない社会の可能性
ビットコインの存在意義
ビットコインがもたらすインパクト
2-2 ビットコインと法(芝 章浩)
はじめに
ビットコインとと私法
ビットコインと金融規制
ビットコインと税制
結び
2-3 ビットコインの最新技術(ジョナサン・アンダーウッド)
B-P32とB-P39が起こしたウォレット革命
ビットコインの決済を安全にしたB-P70
BーP63(ステルスアドレス)
B-P47(ペイメントコード)
ライトニングネットワーク
終わりに
■3章 ブロックチェーンが起こす金融変革とその仕組み

3ー1 ブロックチェーン概論(朝山 貴生)
ブロックチェーンの元祖はビットコイン
ビットコインへの拒否反応
それでも欲しいブロックチェーンの力
そもそもブロックチェーンとは何なのか?
従来のクライアントサーバー方式の勘定システム
P2P方式のブロックチェーン
「第三者に対する信用が必要ない世界」
管理できない「ビットコイン」より管理できるブロックチェーン
パブリックがそれともプライベートか
それでもはっきりしないブロックチェーン最大の利点
ブロックチェーンによる劇的なコスト削減
締めの概念からリアルタイム決済へ
コスト構造とビジネスモデルの革命
分散型DBと何が違うのか
資金決済の躍進
クラウド革命より速い侵食
実用化は未来の話ではない
終わりに
3-2 ブロックチェーンの経済モデル(斉藤 賢 爾)
はじめに
ブロックチェーンとPOW
ビットコインPOWの現状
ビットコインPOWの経済
利己的なノードとブロックチェーン
終わりに
3-3 金融サービスへの応用(後藤 あつし)
ブロックチェーンとは何なのか
アセット取引への利用の検討
金融分野への利用時に考えられるリスク要因
金融分野において利用が難しそうな分野
終わりに
■4章 ブロックチェーンの産業へのインパクト

4-1 非金融分野におけるブロックチェーンの可能性と課題(杉井 靖典)
ブロックチェーンの分類方法
ブロックチェーンの利活用が期待されるビジネス分野
流通分野での利活用例
地方創生・地域振興分野での利活用例
ブロックチェーンと分散型レジャーシステムとの棲み分けと共生
ブロックチェーン技術は、エンタープライズ用途に耐えうるか?
どのブロックチェーン技術が人気がありそうか?
終わりに
4-2 ブロックチェー ンとIoT(栗元 憲一)
コンピュータアーキテクチャの変遷とIOT
ブロックチェーンとIOT
4-3 ブロックチェーン2.0プロジェクト(東 晃慈)
ビットコイン2.0のインフラソリューション
有価証券への応用
公証人サービス
予測市場
アテンションエコノミー
シェアリングエコノミー
アイデンティティ
ゲーム
終わりに
■5章 新たに生まれるプラットフォーム

5-1 スマートコントラクト構築プラットフォーム「Ethereum」(佐藤 智陽)
はじめに
Ethereumとは
分散型
Ethereumの技術概要
Ethereumが抱える課題
Ethereumのプロジェクト
終わりに
5-2 NEM…ブロックチェーン技術の新しいパラダイム(ロン・ウォン)
NEMの背景
NEMのブロックチェーン技術のアプローチ
次世代のブロックチェーン技術
NEMブロックチェーンの実用性
最後に


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「暗号通貨って・・・?」と思ってググってるうちに、ビットコインなどの他にリンデンドル(L$)というものがあるのを知った。これは10年ほど前にブームになった「Second Life」という3DCGで構成されたインターネット上に存在する仮想世界で流通していて、米ドルをリンデンドルに交換するだけでなく、リンデンドルを米ドルに交換することも出来る。

このLinden Lab社の「Second Life」、10年ほど前のブームの時は全く興味が無かったのでやらなかったけど、今になってちょっと覗いてみる気になった。初めてアカウントを作ってプレイしてみたら、色々な「表現」がそこかしこにあって面白いのでビックリした。今では週に数回ログインして地味に遊ぶように(笑)